バティックとはインドネシア語で「染め」という意味で、手染めの生地になります。
2009年にユネスコの世界無形文化遺産に認定されたインドネシアの宝でもあります。
バティック染めの技法はロウで柄をつけていくロウケツ染めです。
日本にもいろいろなロウケツ染めがありますが、バティック生地はインドネシアの伝統や文化などの背景から、
とても個性的な柄粋や色合いが独特な雰囲気を持っています。
伝統的なモチーフから最近のモダンバティックまで、他にはないインドネシアバティックの魅力をどうぞお楽しみください。
現在のバティック生地は作製方法により主に4種類ほどに分かれます。
■バティックトゥリス・・・・・下絵から蝋付け、色付け等完成まで全て手作業。
蝋で染める色が混ざらないよう下絵ともなる線を描き(防染)、色をつけていきます。
色の種類が多ければ多いほど、この蝋付けが複雑な工程になります。
■バティックチャップ・・・・・蝋をつけた銅製のスタンプで模様を生地に押していきます。型押しバティック、スタンプバティックといわれているタイプです。
銅製のスタンプは約25cm角ほどのサイズで、横にづらしながら絵が重ならないよう、逆に隙間ができないよう
スタンプを押していく事もとても難しく、熟練した職人技が必要になります。
■バティックコンビナシ・・・銅製のスタンプを使うチャップの方法と、部分的に手書きでも模様を加える チャップ+手書きのコンビネーションタイプ。
こちらは手書きバティックに近い風合いになります。
■バティックプリント・・・・・シルクスクリーンを使い生地に柄をプリントしていきます。
インドネシアの人も日常着として、またお祈りのサロンとしても気軽に使われている価格的にも
最も手軽に使えるタイプです。
手書きバティックは下絵から全て手作業で時間をかけて1枚を仕上げていくため、高級品とされていますが
チャップ、コンビナシ、プリントバティックも、それぞれに素敵な模様やバティックの味わいには変わりありません。
当店では手書きバティックからプリントバティックまでいろいろなバティック生地から作製したものをさまざまご紹介しております。
■当店では下の画像のようなチャップバティックをメインに使用しております。 |
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Capとはインドネシア語で「スタンプ」という意味です。
銅製のスタンプに蝋をつけながら生地に柄をスタンプしていきます。
この銅製のスタンプは約25cm角ほどのサイズで、横にづらしながら
重ならないよう、逆に隙間ができないようCapを押していく事もとても
難しく、熟練した職人技が必要になります。
生地いっぱいにCapを押し終わった後、染めに入ります。
最近インドネシアでは大量生産のできるプリントバティックが多く出回り
このCap Batikは今ではとても貴重なバティック生地の1つになっています。
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